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TiMidity++ -- MIDI-to-WAVE変換およびプレーヤー
出雲正尚
<iz@onicos.co.jp>
2004年03月01日
バージョン2.13.0以降
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これは何?
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概要
TiMidity++は,MIDIをWAVEに変換しながら演奏するためのソフトウェア・シン
セサイザです。このソフトウェアは,あらかじめディジタルデータとして用意
された音源ファイルとMIDIファイルを入力すると,それらをリアルタイムに合
成しながら再生することができます。また,再生だけでなく,RIFF音声フォー
マットなどのPCMデータとして,ハードディスクに保存することも可能です。
TiMidity++は,GNU一般公有使用許諾書に従い配布されている,フリーソフトウ
ェアです。
歴史
TiMidity++は,Tuukka Toivonenさんの作ったTiMidity 0.2iをベースにしてい
ます。TiMidity 0.2iは1995年にリリースされ,それ以降TiMidityの開発は行わ
れていません(彼は仕事が忙しいとの理由で,開発が止まってしまいました)。
その後,開発は出雲正尚氏らに引き継がれ,プロジェクト名もTiMidity++と変
わりました。オリジナルとのバージョンと区別するため“++”という記号をパ
ッケージ名の最後に付けています。
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主な特徴
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* 外部のハードウェアを一切使わずにMIDIファイルを演奏することができます
* さまざまな形式のファイルを読み込めます
+ SMF (Format 0, 1, 2)
+ MODファイル
+ RCP, R36, G18, G36 (レコンポーザ形式)
+ MFi (Version 3; iモードの着メロ)
* 対応書き出しフォーマットは
+ RIFF WAVE (*.wav)
+ SUN AU (*.au)
+ Apple Interchange File Format (*.aiff)
+ Ogg Vorbis (*.ogg)
+ MPEG-1 Audio layer 3 (*.mp3) (注: Windows版のみの対応)
* 音源ファイルとして以下の形式が使えます
+ Gravis Ultrasound互換パッチファイル
+ SoundFont
+ AIFFおよびWAVデータ(AIFFやWAVは音源として使うには多少制限があります)
* 演奏中に楽曲の情報を表示することができます
* 演奏中にスペクトログラムを表示することができます
* 演奏をトレースして表示できます
* 多彩なインタフェースがあります
+ dumb端末インタフェース
+ ncursesインタフェース
+ S-Langインタフェース
+ X Athena Widgetインタフェース
+ Tcl/Tkインタフェース
+ Motifインタフェース(Lesstifでも動きます)
+ vt100インタフェース
+ Emacsフロントエンド(emacsenから``M-x timidity''で起動)
+ skinインタフェース: WinAmp のスキンが使えます(今はちょっと不明…)
+ GTK+ インタフェース
+ ALSAシーケンサインタフェース
+ Windowsシンセサイザインタフェース
+ Windows GUIインタフェース
+ Windows GUIシンセサイザインタフェース
+ PortMIDIシンセサイザインタフェース
* URIを指定することで,ネットワーク上のMIDIファイルを直接演奏することが
できます。対応しているスキームは
+ HTTP
+ FTP
+ NetNews
* アーカイブしてあるMIDIファイルも解凍せずに直接演奏できます。以下のア
ーカイブ形式に対応しています
+ tarアーカイブ (*.tar)
+ gzip圧縮済みtarアーカイブ (*.tar.gz, *.tgz)
+ Zip圧縮ファイル (*.zip)
+ LHa圧縮ファイル lh0,lh1,lh2,lh3,lh4,lh5,lh6,lz4,lzs,lz5 (*.lzh)
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入手方法
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TiMidity++は,以下のサイトで入手できるでしょう。
http://www.timidity.jp
プライマリサイト
http://timidity.sourceforge.net
開発はここで行われています。ソースコードが入手できます
http://www.asahi-net.or.jp/~gb7t-ngm/timidity/
Macintosh 版があります
http://timidity.s11.xrea.com/
Windows 版があります
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インストール方法
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付属のINSTALL.jaを読んでください。
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